ワイヤー矯正

ワイヤー矯正とはWire Straightening

ワイヤー矯正とは

ワイヤー矯正とは、歯の表面にブラケットと呼ばれる矯正装置を装着し、矯正装置にワイヤーを通し歯に固定し、ひっぱる力で少しずつ時間をかけて歯を移動させる矯正法です。ワイヤー矯正は矯正治療の中でも、もっともスタンダードな矯正治療であり、さまざまな症例に適応されています。

ワイヤー矯正の特徴Wire Feature

固定式の矯正装置

歯の表面に固定された矯正装置は着脱できないために、汚れも溜まりやすく虫歯リスクも高まるため、専用アイテムでこまめな清掃が不可欠です。

ブラケットには種類がある

矯正装置であるブラケットは、一般的なメタルブラケットと、透明なセラミックでできた、クリアブラケットがあります。メタルブラケットは金属製のために目立ってしまうデメリットもありますが、費用も抑えられます。一方、クリアブラケットは審美的に目立ちにくく、違和感を軽減させます。

短期間で矯正できる

他の矯正方法と比べると短期間で矯正をおこなうことができます。個人差はありますが治療期間は平均して1年半から3年といわれています。

比較的安価

他の矯正方法と比べると比較的に費用を抑えることが可能です。

ワイヤー矯正の種類Wire Kinds

ワイヤー矯正の種類について紹介します。

表側矯正とは

歯の表面に矯正装置であるブラケットを装着し、ワイヤーの引っ張る力を利用して、少しずつ歯を移動させます。ブラケットの種類は金属製のメタルブラケットと、透明樹脂のクリアブラケットの2種類あり、ご希望に合わせてお選び頂けます。

裏側矯正とは(リンガル矯正)

歯の裏側に矯正装置であるブラケットを装着し、ワイヤーの引っ張る力を利用して、少しずつ歯を移動させます。歯の裏側に矯正装置を設置するので、口元から装置が見えず、審美性に優れています。
裏側矯正は表側矯正よりも矯正装置の装着が難しく、高い技術が必要となり、表側矯正よりも費用は高額になり、発音しづらくなる場合もあります。

ワイヤー矯正はこんな方におすすめWire Recommend

  • 歯並びが悪く歯磨きがしづらい
  • 歯並びがコンプレックスである
  • 虫歯になりやすい
  • 矯正費用を安価にしたい
  • 矯正期間を短くしたい

ワイヤー矯正の流れWire Flow

基本的にワイヤー矯正は①から⑦までの工程をおこないます。

初診診断

所要時間:約60分/来院回数:1回

患者さまのお口の中の状態を把握するとともに、考えられる治療法や装置の種類、治療期間、費用などのご案内をします。

検査

所要時間:約60分/来院回数:数回

問診、レントゲン撮影、歯型、咬み合わせ、歯周病の有無、写真など、矯正治療の診断に必要となる情報の検査をおこないます。検査項目が多い場合には数回に分けることもあります。

診断

所要時間:約60分/来院回数:1回

検査結果をもとに、矯正治療をおこなえるのか、問題点はないか、的確な治療プランをご案内します。診断は数回になる場合もあり、患者さまがご納得いくまで、相談をおこない治療方針を決めます。

一般治療

所要時間:30分~60分/来院回数:数回

矯正治療を始める前に必ず虫歯や歯周病治療をおこない、矯正治療へと移行します。治療する必要がない場合には、一般治療はおこなわず、⑤装置装着の工程に移行します。

装置装着

所要時間:60分~90分/来院回数:1回

ワイヤー矯正の場合は、1本1本の歯に矯正装置を装着するために、時間を要します。

ワイヤー調整

2年程度/所要時間:30分~60分/来院回数:月1回

月1回ほど通院し、歯の移動をコントロール、ワイヤー交換や調節をおこないます。

保定・観察

2年後/所要時間:30分/来院回数:3カ月~6ヶ月に1回

矯正装置であるブラケットを外した後も元の歯並びにもどらないように、保定装置等を使用し様子をうかがいます。
※治療期間や治療時間は目安です。

ワイヤー矯正のリスクと副作用Risks and Side Effects

  • 矯正をおこなう場合、歯を物理的に移動させるために痛みが生じるケース
  • 知覚過敏を引き起こすリスクが高まる
  • ワイヤー矯正中は虫歯になりやすい環境にある

ワイヤー矯正のよくある質問Wire Faq

患者さまから頂くご相談を一部ご紹介致します。

食事は矯正装置をつけていても問題なくできますか?

矯正装置をつけていても、問題なく食事していただけます。
しかし、粘着性の強いキャラメルやガム、お餅はなるべく避けましょう。矯正装置にこびりつかない食品を選びましょう。

裏側矯正はあまり綺麗にならないと聞きましたが本当ですか?

裏側矯正でも綺麗に矯正治療を行うことができます。
一昔前は裏側矯正の技術が追い付かず、表側矯正よりも完成度の低い歯並びとなる場合もありましたが、インダイレクトボンディング法という裏側矯正のクオリティーをあげる手法が広まることで、裏側矯正でも綺麗な歯並びを手にいれることができます。

金属アレルギーでもワイヤー矯正はできますか?

透明樹脂のクリアブラケットと金属を使用しないワイヤーで、ワイヤー矯正を行うことができます。金属アレルギーの疑いがある場合には、検査をおすすめいたします。

ワイヤー矯正にメリットはありますか?

歯並びが悪く磨きづらい部位も、矯正治療を行い歯並びが揃うことで、しっかりと歯磨きを行うことができ、虫歯・歯周病予防へと繋がります。

ワイヤー矯正は保険診療が適用しますか?

ワイヤー矯正は保険適用外の自費診療です。
あくまでも「歯列を綺麗に整える」ための治療であるため、保険診療は適用されず、全額自己負担となります。

ワイヤー矯正の料金一覧Wire Price

ワイヤー矯正
成人矯正(表側矯正) 上下顎 803,000円
片顎
(上顎または下顎のみ)
407,000円
部分矯正 286,000円
小児矯正 1期治療 385,000円 子供の歯+大人の歯
2期治療 385,000円 全て大人の歯
その他 初診 無料
検査・診断料 無料
毎月の調整料 6,270円